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MG42についてのDragonとDiDの比較検討、及びLafette42

 


Maschinengewehr 42
1942年、それまで汎用機銃として兵士から信頼されていたMG34への更なる要望に応え生産が開始された。
要求事項は発射速度の向上、悪条件下での使用の際の信頼性の向上、そしてコストの低減などであった。

それに対して発射速度は毎分900発から1200発へと向上、信頼性及びコストに関しては、製造工程を見直し高い精度を要求される削り出し加工を減らし、プレス加工を多く取り入れる事により改善された。
(MG34 は150人で327ライヒスマルク、MG42 は75人で250ライヒスマルクと言う資料がある。)

終戦までの総生産数は400,000丁とも言われ戦後も7.62mm NATO弾仕様に再設計されMG3として装備された。
各国の戦後の重機関銃の開発にも大きな影響を与えた事は間違いない。
性能的にはMG34を上回る事に成功したが、供給面及び車載対応の制約等からMG34との完全な生産切り替えは出来ずMG34、MG42両方が終戦まで生産された。


諸元性能

種別 汎用機関銃
口径 7.92mm
銃身長 533mm
使用弾薬 7.92mm×57
装弾数 ベルト給弾式
作動方式 ローラーロック式
全長 1220mm
重量 11.6kg
発射速度 1,200発/分
銃口初速 975m/秒



銃身交換

銃身は250発撃つたびに交換するようにきめられていた。250発というのはベルト弾薬のリンク数で、ドイツ軍では50発1組のベルト弾薬を5つ繋げて弾薬箱に収めて使用していた。
MG34は機関部と銃床部分を半時計周りに150°ほど回転させれる方式だったがMG42ではリリースキャッチを前に押しながら右に開くと銃身が右側にスイング
アウトされる構造になったのでより早く銃身の交換が出来る様になった。




MG34の銃身交換



MG42の銃身交換



弾薬ケース



34年型弾薬箱:MG34、MG42共通
250発ベルトリンク1本若しくは50発ベルトリンク6本を収納可能で300発を収納する場合は途中でベルトを捻り弾薬が逆向きになる様に装填、当初、材質は軽量化を考慮してアルミ製だった様だが後半にはスチール製となった



 

 DiD MG42と Dragonの34年型弾薬箱
 



ドラムマガジンもMG34、MG42共通で50発のアモ・ベルトを収納する。
主に装填助手がいない場合や対空機銃として使用する時にベルトの引っかかりによるトラブルを防ぐ為に使用された。
左:DiD  右:Dragon







DiD Dragon 製品比較

MG34について言うと、明らかにDiDの方がDragonに比べてリアルだったのだがMG42いついては、こうして写真で比較すると逆にリアルさは予想に反してDragonが上の様だ。
例えば、表面の仕上がりは実銃がプレスメインの製造なのでDragonのツルンとした感じが近い様だ。DiDはまるで鋳造の地肌の様に見える。
銃口についてもプラ素材のDragonの方がスッキリと仕上がっている。
DiDはやはりMG34と同様、削らなければダメの様だ。



 DiD MG42 メタル製、フロント・リアサイト、コッキングハンドル
リリースキャッチレバー可動、フィードカバー開閉

 


 DiD MG42

 


 DiD MG42

 


 Dragon MG42 リリースキャッチレバー可動、フィードカバー開閉
サイトはフロント・リア共に固定

 


 Dragon MG42

 


 Dragon MG42 コッキングハンドルについては可動のものと
無可動のもの2タイプあり

 


フラッシュハイダーについては、DiDはすっきりし過ぎ、逆にDragonはぼってりとしているといったところでDiDの銃口を削るならついでにパテを盛ってやる事にした。 左:DiD  右:Dragon

 


バット・ストックについても両社の形状は大分違う。シカゴレジメンタルスのHP等で確認すると、DiDはユーゴ軍使用品的、Dragonの方は戦後型に近いと私は思うのだが、どうだろう。バット・プレートの取り外し用ネジの再現はどちらもない。 
左:DiD  右:Dragon



 


 フィードカバーを開いた状態 左:DiD  右:Dragon

 


DiD MG42プチ改造
紹介は同時に購入したLafette 42に装着した状態で致しませう。




銃口をドリルで座具ってからヤスリで削ってみた。同時にフラッシュハイダーの根元の部分にパテを盛って丸みを付けた。
表面についてはMG34の時は金属ブラシで軽く磨いてやっただけで結構、良い感じでしたがMG42の場合それだけでは、どうしてもプレスの感じが出せなかったので塗装をかなり剥がしてサンドペーパーで磨いてから再塗装した。


 


また銃身の先端がバレルジャケットの差しこみ部穴より少し細い為、銃身がバレルジャケットに対して下向きだったのでバレルジャケットの内側にスペーサーをを挿入した




 


 これでバレルジャケットと銃身がほぼ平行になった。

 

Lafette 42

 


MG42を重機関銃として運用する際に使用した三脚銃架、重量およそ20キロ

 

左:DiD  右:Dragon DiDは金属製でDragonはプラスチック製となる。
DiD製はズッシリと重たい。

 

 

左:DiD  右:Dragon 可動部については、ほぼ同じだがDragonに
重いDiDのMG42を乗せるとへたれる。

 

「ラフェッテ42は射撃時の銃の反動を吸収する揺架に機関銃を固定する構造で、極めて安定した射撃が出来る様に設計されている。

MG42の場合は概ね12発の射撃で上下動が収まる様になっており、上下方向に適当に弾着が散布される。
従って、左右に少し動かして連続射撃をすると面に対しての有効な弾幕を張る事が出来る様に設計されている。 
バイポットは使用姿勢で装着する。収納姿勢にすると射撃時に揺架と干渉してしまう。
(MG34ではバイポットは収納姿勢で装着しても干渉しない。)
ラフェッテ42に光学照準器を使用した場合の有効射程距離は3500mに達すると言われている。

対空用アダプターを取りつける事で対空機銃架としても運用出来る設計になっている。 」
と言う文章をHPで見つけた。
つまり、引き金を引き軽く左右に振るだけで広い範囲に弾丸が降り注ぐわけで、他の国の銃架には見られない独特な、かつ極めて合理的な機能と言える。

 

 

あだ名の調査

ヒトラーのチェーンソー
英:Hitler's chainsaw 独:Eine Kette sah von Hitler
ヒトラーの電動のこぎり Hitler's Buzzsaw
「布を裂く音」(ripping cloth)
シュパンダウ (Spandau) -製造拠点からの由来
ドイツ軍兵士の間では「Knochesage(骨きりノコギリ)」と呼ばれていたという。

※チェーンソーは時代的にあり得ないと思い調べたら
「アンドレアス・シュティールが1929年ガソリンエンジンで動くチェーンソーを大量生産する企業を設立した。」
「第二次大戦中にはアメリカ陸軍が前線でチェーンソーを使用した。両端を2人で抱える大型のものであった。」
「世界初のガソリン動力チェーンソーを開発したのはドルマー社の創立者エミール・ラープであり1927年、彼も大量生産を行なった。」
とか出て来た。
自分的には「ヒトラーのチェーンソー」かな

 



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映画「プライベート・ライアン」の冒頭のノルマンディ上陸のシーンでは
MG42も主役の様な気がする。
もし自分がこんな環境に、いきなり置かれたらと考えると
思わずゾッとする。
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