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--------------------資料編---------------------------
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ■1972 Le Mans 24H
Practiced: 66 (S3.0 - 21, S2.0 - 7, GT - 31, T -
7)
Started: 55 (S3.0 - 20, S2.0 - 4, GT - 26, T - 5)
Classified: 18
(S3.0 - 5, S2.0 - 2, GT - 9, T - 2)
Race: 13,640 km×344 laps = 4691,343
km AVG: 195,472 km/h
Results
1st Matra-Simca MS670 Dr:Henri Pescarolo /
Graham Hill Team:Equipe Matra-Simca Shell
2nd Matra-Simca MS670
Dr:Francois Cevert / Howden Ganley Team:Equipe Matra-Simca Shell
3rd
Porsche 908/01L Dr:Reinhold Jost / Michel Weber Team:Siffert ATE
Racing
4th Alfa Romeo 33TT3 Dr:Andrea de Adamich / xNino
Vaccarella Team:Autodelta S.P.A.
5th Ferrari 365 GTB/4 Dr:Claude
Ballot-Lena / Jean-Claude Andruet Team:Automobiles Charles Pozzi
今回、紹介したDino 246 GTは「N.A.R.T」から参戦し2人のフランス人ドライバー「Jean-Pierre
Laffeach / Gilles Doncieux 」により総合17位、GTクラス9位の成績を残している。
フェラーリはすでにチャンピオンシップのタイトルを奪取したので主力はF1にまわし、ポルシェもワークスを参加させずとなったレースではあったがこの年のルマンは「1950年のタルボの優勝から22年間フランス国民の悲願であったフランス車によるルマンでの優勝」で決まりだろう。
国を挙げてのなりふり構わぬレース支援と言ってしまえばそれまでだが、それでも優勝なのだから文句も無い。
フェラーリ、ポルシェのワークスは現れなかったが他の参加車両は多彩であった。
例を上げればDe Tomaso
Pantera、Ford Capri 2600RS、BMW 2800CS、Ferrari 365 GTB/4、Citroen SM
Maserati、Datsun 240Z等々賑やかである。
まさか次の年に大きなショック襲ってくる等と思いもよらぬ如くである。
■Luigi
ChinettiとN.A.R.T.
1901年、ミラノの北部イェラーゴ・コン・オラーゴに生まれ16歳でアルファロメオの整備士となる。
その後同社のレーシング・ドライバーとなり1932年と1934年にAlfa
Romeo 8C 2300LMで1949年にはFerrari 166MMでルマン24時間で3回の優勝を成し遂げている。
1940年インディー500に参加する為にアメリカに渡り戦争中もアメリカに留まる事になる。
その間イタリア人のディーラーのアルフレッド・モモの下で働き19746年米国の市民権を得る。
3度目のルマン優勝となる1949年、彼は23時間を走り続けたあと、チーム・オーナーであり共同ドライバーのセルスドン卿にステアリングを渡したとの事でキネッティの胆力が窺えるエピソードである。
当の優勝車であるFerrari
166MMは優勝ののちセルスドン卿が購入したとの事でキネッティは優秀なドライバーであり、また究極のトップ・セールスマンであったと言う事だ。
こうした事で北米市場を熟知したキネッティとエンツォが強力体制を組むのには左程時間もかからなかっただろう。
1951年のカレラPanamericanaレースではフェラーリを整備関係でもサポートしている。
そして1958年、北米におけるフェラーリ公認のレース活動を行うレーシング・チームが誕生した。
N.A.R.T.(North
American Racing
Team)である。
N.A.R.T.については数えきれないほどのレース活動の記録があるが1965年「N.A.R.T」から参戦しルマンでのフェラーリ最後の総合優賞となったグレゴリー/リント組の250
LMだった事が印象に残る。
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