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■Dino 246
GT
セルジオ・ピニンファリーナによるボディデザインのDino
206GT
フェラーリとして初の2座席ミッドシップ・スポーツカーとして1968年から2年間で152台製造された。
当初のF2用エンジン・ホモロゲートの条件となる台数確保を満たした事で当時、台頭著しいポルシェへの対抗として1969年、排気量を2419ccに拡大し各所にリファインを施したDino
246
GTの生産が開始される。
そして1969年から1974年まで3,761台生産された246GTのうち1971年から追加されたスパイダー246GTSは1,274台にも及び全体の約3割を占める。
■Dino V6
Engine
1956年、24歳の若さでこの世を去った息子”ディーノ”の名を冠したエンジンは”ディーノ”のアイデァを受けてヴィットリオ・ヤーノが設計し1957年、誕生した。
この65度V型6気筒は、まずF2用1.5リッターとして「156F2」に搭載された。
1958年には2.4リッターに拡大されたエンジンを搭載した「246F1」が1958年マイク・ホーソンによりF1ドライバー部門のタイトルを獲得する。
その後ミッドシップ・レイアウトのスポーツカー246SP、166SP、206Sと変遷を重ね熟成を遂げ多くのプライベート・チームに供給された。
■Dino
brand
V12への思いから「フェラーリ」のブランドを冠する事をしないとされる「Dino」だが高い才能を持ちながら若くしてこの世を去った愛息への思いから敢えて独立したブランドを立ち上げたとも思える。
■スペック
＜Engine＞
ミドシップ横置き・65度V型6気筒2バルブDOHC
ボア・ストローク：92.5
x 60 mm
総排気量：2419cc
圧縮比：9 :
1
最高出力：195PS/7600rpm
最大トルク：23.0kgm/5500rpm
燃料供給：ウェバー40 DCN F/7×3
潤滑システム：ウェットサンプ
クラッチ：シングルプレート
＜Chassis＞
フレーム：スチール製チューブラーフレーム
サスペンション：前独立懸架、ダブルウィッシュボーン
トランスミッション：前進5段+後進1段
ステアリング：ラック&ピニオン
タンク容量：65L
タイヤサイズ
前後：205/70 VR 14（カンパニョーロ・ホイール標準）
＜Body＞
2座スパイダー
全長：4235m/m
全幅：1700m/m
全高：1135m/m
ホイールベース：2340m/m
トレッド
前142 m/m 後1430m/m
車重（乾燥重量）：1080kg
最高速度：235 km/h
----------https://silodrome.com/dino-246-gts/?nowprocket=1----------------
Ferrari Dino 246 GTS was the larger-engined, and
targa-roofed version of the original Dino 206 GT.
Many in the classic car community attach the Ferrari name to
the Dino even though technically Dino was its own marque. The reason the
Ferrari name is added is because the cars were built by Ferrari, and it
helps to differentiate the Ferrari-built Dino cars from the Fiat-built
Dino cars that shared the same engines but had completely different
bodies.
The Ferrari Dino 206 GT + 246 GT / GTS
Enzo Ferrari established Dino as a marque in its own right,
it was named after his beloved son Alfredo “Dino” Ferrari who had died in
1956 at the age of just 24 from Duchenne muscular dystrophy.
Despite
his young age Alfredo had co-designed an advanced V6 racing engine for
Formula 2 in collaboration with Vittorio Jano. It would be modified future
versions of this V6 that would be fitted to the Dino road cars.
With
the popularity of the Porsche 911 and other similar sports cars it became
clear to Ferrari that they would need a less-expensive sports car in their
model range. A Dino concept car was first shown to the public in 1965 to
much acclaim, a year later in 1966 at the Turin Motor Show the first Dino
production car was shown ? the Dino 206 GT.
The 206 GT was designed by
Aldo Brovarone and Leonardo Fioravanti at Pininfarina, it’s still regarded
as one of the most beautiful cars from Ferrari during this time and it’s
certainly one of the most loved despite its lack of a V12 or official
Ferrari badges.
The V6 used in the Dino 206 GT was an aluminum alloy
65o transversely mid-mounted engine with double overhead cams per bank,
two valves per cylinder, a 9:1 compression ratio, 178 bhp at 8,000 rpm,
and 138 ft lbs of torque at 6,500 rpm. With its all independent
suspension, a 5-speed transmission, and a dry weight of just 900 kgs
(1,984 lbs) the 206 GT offered excellent handling and performance slightly
ahead of its rival from Stuttgart.
Customer requests for more power
were answered in 1969 with the release of the new 246 GT. The Dino naming
convention used the engine displacement for the first two numbers and the
number of cylinders for the third figure. Thus the 246 GT was a 2.4 litre
V6 and the earlier 206 GT was a 2.0 litre V6.
The 2.4 litre version of
the V6 now used an iron block with alloy heads and offered 192 bhp at
7,600 rpm with 166 ft lbs of torque at 5,500 rpm, a notable increase over
the 2.0 litre engine. The length of the car was also increased by 60mm,
but the styling was almost identical bar a few minor differences.
This
new model was offered in both 246 GT and 246 GTS configurations, the GTS
model featured a removable targa roof ? it proved popular with buyers and
both Dino models were sold in numbers never before seen for a
Ferrari-built car.
Today collectors view the Ferrari Dinos as highly
collectible, and due to their higher production numbers they can be bought
for considerably less than the V12 and flat-12 Ferraris from the same
era.
フェラーリ
ディーノ・246GTSは、初代ディーノ・206GTのエンジンを大きくし、タルガ・ルーフを装備したモデルである。
クラシックカーの世界では、ディーノにフェラーリの名を冠することが多いのだが、正確にはディーノが独立したブランドである。
フェラーリの名を冠するのは、フェラーリ製であることと、エンジンは同じでもボディがまったく異なるフィアット製のディーノと区別するためである。
ディーノは、1956年にデュシェンヌ型筋ジストロフィーで24歳の若さでこの世を去った愛息アルフレド・"ディーノ"・フェラーリにちなんで名づけられたもので、エンツォ・フェラーリは、ディーノを独自のブランドとして確立した。
アルフレードは、若手ながらヴィットリオ・ヤーノと共同で、F2用の先進的なV6レーシングエンジンを設計していた。
このV6エンジンの改良型が、将来、ディノのロードカーに搭載されることになる。
ポルシェ911をはじめとするスポーツカーが人気を博す中、フェラーリもより安価なスポーツカーをラインナップに加える必要があると考えたのだ。
1965年にコンセプトカー「ディーノ」が公開され、高い評価を得た。
1年後の1966年、トリノ・モーターショーでディーノ初の市販車「ディーノ206GT」が公開された。
アルド・ブロヴァローネとレオナルド・フィオラヴァンティがピニンファリーナでデザインした206GTは、この時期のフェラーリで最も美しい車のひとつとされ、V12やフェラーリの公式バッジがないにもかかわらず、最も愛された1台であることは確かだ。
Dino
206
GTに搭載されたV6エンジンは、アルミニウム合金製の65o横置きミッドマウントで、片バンクあたりダブルオーバーヘッドカム、シリンダーあたり2バルブ、9：1の圧縮比、178bhp/8000rpm、138ft
lbs/6500rpmのトルクを発揮しました。
全車独立懸架、5速トランスミッション、乾燥重量わずか900kgの206GTは、優れたハンドリングとシュツットガルトのライバルをわずかにしのぐ性能を発揮した。
さらにパワーを求める顧客の声に応え、1969年に新型246GTが発売された。ディーノは、最初の2つの数字に排気量を、3つ目の数字にシリンダー数を用いて命名された。つまり、246GTは2.4リッターV6、それ以前の206GTは2.0リッターV6だったのである。
2.4リッターのV6エンジンは、鉄ブロックに合金ヘッドを採用し、出力は192bhp/7,600rpm、トルクは166フィートポンド/5,500rpmと2.0リッターより大幅に増加した。
全長は60mm長くなったが、スタイリングはわずかな違いを除いてほぼ同じである。
この新型車には246GTと246GTSがあり、GTSは取り外し可能なタルガ・ルーフを備えていたため、バイヤーの人気を博し、ディーノは2モデルともフェラーリ製としては前例のない台数を販売することになった。
現在、フェラーリ・ディノスはコレクターにとって非常に魅力的なモデルであり、生産台数が多いため、同時代のV12やフラット12のフェラーリよりもかなり安価に購入することができる。
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