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Porsche 911L 2.4 1972 1/18 Universal Hobbies

■Porsche on the vision(空想ポルシェ)
※以下の記事はすべて空想の産物から改造されたミニカーについて記述されているのでご注意願います。

週末にいつも乗っている車とは別にサーキットに持ち込んで草レースを楽しむ車があれば、などと空想してしまう時期があったなぁ〜
「乗り心地が悪い」だとか「荷物が積めない」だとか「エアコンがない」とか誰にも文句を言われずメンテナンスも自分でやって何時間でも没頭できる車


Porsche 911L 2.4 1972 1/18 Universal Hobbies


1960年代から1970年代前半の911はプライベーターが手を加えるには絶好の素材と言えるだろう。
絶対的な量の個体数、じっくりと長い時間をかけて進化して行ったが為に培われた技術が生かせる事等が理由としてあげられる。





Porsche 911L 2.4 1972 1/18 Universal Hobbies


サイトを検索しても数々のチューンド・ナローポルシェの画像が発見出来る。
中には元のタイプが解らなくなってしまうくらい改造されたものもある。




 Porsche 911L 2.4 1972 1/18 Universal Hobbies


カラーリングについても個性的なものが多いが個人的には単色の方が、あのスタイリングを際立たせるように思える。
このモデルはライトブルー一色と言ったシンプルな装いだがメタリックだらけの今日この頃では、かえって新鮮に映る。




 Porsche 911L 2.4 1972 1/18 Universal Hobbies


燃料タンクはやり過ぎている様にも思えるが911Rのパーツに交換されフューエル・キャップがセンターに移動されている。





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フロントサイドマーカーは飛散防止処置を施してはいるがウィンカーについては356のものを流用しているところが面白い。
もしかすると過去に所有していた356を記念するパーツなのだろうか




 Porsche 911L 2.4 1972 1/18 Universal Hobbies


エンジンについては同年代の911S用の190PS/6,500 rpmに換装されており草レースでは十分なパワーを得ている。



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ブレーキは様々なカテゴリーでの実績のある「Lokheed AP」を装備、調べてみたら「1967年オランダGPより、F1用パーツの供給を開始」と言うから老舗だぞ






 Porsche 911L 2.4 1972 1/18 Universal Hobbies


ロール・ケージは6点プラス、サイドバー、斜交バーが追加されている。




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タイヤ・ホイールはポルシェ純正ではなくCan-AM 風でカマロあたりに装着されているタイプだが、こうして見ると何となく様になっている。




Porsche 911L 2.4 1972 1/18 Universal Hobbies


レターにサイズの表記が無いので見た感じから推測すると195/82R15くらいのものの様だが今の感覚からするとサーキットを走行するには何となく心もとない様に思える。
しかし当時はこのあたりのサイズが標準的だったのだろう。




Porsche 911L 2.4 1972 1/18 Universal Hobbies


タイヤは今ではBSの傘下にある安物タイヤのイメージの「Firestone」だが1970年代当時はグッドイヤーとレース界を2分するシュアを誇っていた。
例えば1972年のF1第5戦 ベルギーグランプリで使用されたタイヤはグッドイヤーとファイア・ストーンのみで使用チーム数もほぼ半々
ファイア・ストーンはフェラーリチームそして優勝したフィッツパルディのロータス72にも装着されていた。




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さすがにシートは長年の使用の為、劣化が激しく現在は2000年以降のGT3のレカロに付け替えられている。





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■1972年の911の概要
901型、6番目のEシリーズとして排気量が2,195 ccから2,341 ccに拡大されトランスミッション、クラッチも強化され1971年8月から生産された。
タイプとしては以下の3タイプが用意されていた。

911T/2.4 - 140 PS/5,700 rpm、20.5 kgm/4,000 rpmの911/91型エンジン
911E/2.4 - 165 PS/6,200 rpm、21 kgm/4,000 rpmの911/52型エンジン
911S/2.4 - 190 PS/6,500 rpm、22 kgm/4,000 rpmの911/53型エンジン

ホイールベースを無視すれば「ナロー」に属する。


Porsche 911L 2.4 1972 1/18 Universal Hobbies


翌年1973年には、あの911カレラRS2.7が発売されている。
自分的にはTyp911の外観的な良さは、この年で終了していると思うのだが、理由は以降のGシリーズから装着された「5マイルバンパー」である。
勿論、スペックの進化は否定しない。





Porsche 911L 2.4 1972 1/18 Universal Hobbies


■モデルについて
メーカーが謳っている「911L2.4 1972」と言うのは探しても見つからない。
まぁ、このメーカーにはよくある事で目くじらを立てたところで仕方がない。
TかEかSのどれかなんだが、いずれにしろ原型をとどめない状態になってしまったので、取敢えず「T」としよう。
箱及びケースなしだったので「ウェーブTケース」に収納
このケースの台座はプラが薄いので製作時の「治具」をモデルと台座の間に入れて強化した。




このモデルの詳しい再生作業及びリスクについては

Porsche on the vision Go to Rebuild




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