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■WRC最終戦、ルート全長5300キロ、出走52台、完走11台、6日間にわたる恐るべき生き残りレースとなったバンダマ・ラリーは前年に
続きビョルン・ワルデガルド
の操縦により重戦車の様なメルセデス・ベンツ500SLCの勝利となった。しかしメルセデス・ベンツ・ワークスチームはこのレースを最後にWRCから完全撤退する。それは明らかに始まった世代交代を象徴していた。

モデルについて
ディスプレイの妙味、上と同じような写真でオークション出品されていたものを落札した。
何せメーカーがメーカーだけに1年間近く検討したのだが、こらえきれず入手しまった。
以下の写真をご覧いただけばわかると思うが、出来栄え的にはB級と言わざるを得ない。
しかし、この角度は絶妙だ。
プレートの1981はウソ。( まあ、ご愛敬と言う事で )



翌年、登場したアウディ・クワトロに代表されるフルタイム4WDとターボチャージャーの採用にはじまり1983年、車両規定の変更により市販車ベースからよりいっそうプロトタイプ化された車両がレースのメインとなっていった。



WRC Rallye du Cote d'lvoire(バンダマ・ラリー)成績
どうせ10位まで記述するなら11位まで記述すれば完走車全部となるので以下に

1位:メルセデスベンツ 500SLC 5.0-G2 ビョルン・ワルデガルド
2位:メルセデスベンツ 500SLC 5.0-G2 ホルヘ・レカルデ
3位:プジョー 504クーペV6 2.6-G4 アラン・アンブロジーノ
4位:トヨタ セリカGTクーペ 2.0-G4 サミール・アセッフ
5位:メルセデスベンツ 500SLC 5.0-G2 ヴィック・プレストンJr
6位:フィアット 131アバルト 2.0-G4 サンドロ・ムナーリ
7位:トヨタ セリカGTクーペ 2.0-G4 ペル・エルクンド
8位:プジョー 504クーペV6 2.6-G4 ジャン・クロード・ルフェーブル
9位:ミツビシ ランサー G1 ジャン・フランソワ・ヴァンサーン
10位:ダットサン・バイオレット 2.0-G2 ナギブ・サアド
11位:プジョー 504C G2 P・L・モロー

※コドライバー名省略、ドライバー名カナ表記は資料によりまちまちなので独断にて表記しています。

主なリタイア
オベ・アンダーソン トヨタ・セリカ(アンダーソンはこのレースを最後に引退が決まっており特に残念)
S・メッタ ダットサン160J(サファリの再来ならなかったメッタ)
H・ミッコラ メルセデスベンツ 500SLC
A・コーワン メルセデスベンツ 500SLC(良く無事だった)
T・マキネン プジョー 504クーペV6

■WRC Rallye du Cote d'lvoire 1976-1992(バンダマ・ラリー)
WRCの中でも、もっとも危険なラリー、と言うのもこれだけ長い距離の割にコーナーが少なく悪路にも係わらず高速走行を強いられるのだが主催者のレース管理の悪さから対向車やら水たまりを避けようと、ふらりと現れる自転車やらにもドライバーは神経を使わされてしまう。
そして現実にアンドリュー・コーワンの500SLCが高速コーナリング中に前方から来たバスを避けようとしてコースアウト転倒し廃車となってしまう。

■1980年WRC メイクスポイント(僅か数年でこのリストの様相が激変する)
FIAT:120
DATSUN:94
FORD:90
MERCEDES:79
OPEL:71
TALBOT:49
PEUGEOT:30
LANCIA:20
VAUXHALL:16
VW:14
RENAULT:12
MITSUBISH:12
TRIUMPH:9




■1980年WRC ドライバーポイント

ワルター・ロール:118
ハンヌ・ミッコラ:64
ビョルン・ワルデガルド:63
アリ・バタネン:50



■500SLCスペック

エンジン:SOHC V8
総排気量:5025cc
最大出力:300ps/5600rpm
車両重量:1350kg
全長×全幅×全高:4750mm×1790mm×1330mm
ギアボックス:3速AT
パワーステアリング装備
エアコン装備?(とどこかで読んだ記憶あり)



   Mercedes Benz 230SL 1963 Spa-Sofia-Liege Rally











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