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CLK DTM 2004 Team Rosberg Jaroslav.Janis Maisto  

CLK DTMのミニカーについては、2009年の時点では1/18ではマイストの他に京商がストリート仕様のみ発売、1/43ではPMAがかなり積極的にレース仕様車を発売している。
マイストのCLK DTMのギミックは左右ドア開閉、フロントカウル着脱、タイヤ・ステアリング同調のみとかなりシンプルだ。
エンジン部のパーツは無い。リーズナブルな価格帯でかつ良質な商品の提供を心掛けている様に見受けられる。
並べて雰囲気を味わう風なモデル達と言えるだろう。

※以下DTMについては2009年11月現在すべて同文につきご容赦願います。


<DTMレースについて>
漠然とした印象で関連のミニカーを収集していたのですが以下の様な複雑な事情があったらしい。

DTMの歴史は次に挙げる2期に分かれる。

第1期(1984年〜1996年)Deutsche Tourenwagen Meisterschaft

当初はグループA規定に沿ったレギュレーションで行われていたが、1993年よりFIAのクラス1規定(2.5リッター)に基づきベースマシンの大幅な改造が許されるようになり、4WD化はもちろんのことABS・トラクションコントロールなど、当時のF1に勝るとも劣らないハイテクデバイスを満載したマシンの迫力や、独自のウェイトハンディキャップ制を導入するなどの要素がシリーズを盛り上げ、よりF1に近いツーリングカー選手権としてドイツ国内で絶大な人気を誇った。

1995年よりFIAの梃入れでDTMと国際ツーリングカー選手権(International Touringcar Championship 通称ITC)が平行して行われるようになる。
1996年よりITCに統一され、メルセデス、アルファロメオ、オペルの3メーカーがワークスとして参戦していたが、コスト急騰の理由からメーカーが撤退し、同年限りで廃止となった。

第2期(2000年〜)Deutsche Tourenwagen Masters

2000年より、過去の失敗に基づきメーカー間の協力の元、Deutsche Tourenwagen Mastersと名称も改め復活した。旧DTMに対し、エンジンはレース専用設計の4リッターV8エンジンとなったが、リストリクター(φ28mm×2個)の装着が義務づけられ出力制限を受け、駆動方式はリア駆動に限定され(4WDは禁止)、ABS・トラクションコントロールなどの電子デバイスの使用も禁止されている。
また、市販の2ドア車両(2004年から4ドア)の形をしているが、シャシーは鉄製のパイプフレームで構成され、エンジンはシーズン開幕前に刻印を施された3基のみが利用可能、ギアボックスは事前に承認を受けた標準品のみが使えるといったように、コスト高騰を
防ぐための仕組みが導入されている。
2000年のシリーズ発足当初からメルセデス、オペル、アウディというドイツを代表する3メーカーが参戦し、激戦を繰り広げていた。
しかし、オペルは2005年限りで撤退し、2006年以降はメルセデス・アウディの2メーカーのみが参戦している。

ジャン・アレジ(2002年〜2006年)、ハインツ=ハラルド・フレンツェン(2004年〜2006年)、ミカ・ハッキネン(2005年〜2007年)、ラルフ・シューマッハー(2008年〜)といった元F1ドライバーも、F1引退後に参戦している。

DTMを含めてFIAのレースに対するカテゴリー変更が近年になればなるほど頻繁に行われ全容の把握はかなり困難だ。
1950年代頃まではワークスとお金持ちのプラベート参加が混在していましたが年を追う毎にワークスの比率が高くなり、その為、マシンの性能の向上は飛躍的にアップした。
その反面、当然と言えば当然ですが主に安全性についての制約から行き過ぎたチューンを規制する様な変更が繰り返されている様に思える。
また、レースに対して冒険的な意欲よりも企業戦略が反映されている様にも見受けられる。
何か面白みに欠ける状況になりつつあるようで、ミニカーのコレクションについて言えば私的には1960年から1970年くらいまでが「おいしい時期」だと思う。

そう言った意味からすると現在のDTMはベンツ、アウディの「ワンメイクレース」?・・・「ツウメイク?」は本来のドライバーの力量での勝負となるので大変良い企画であると考える。

現在、資料収集中なので将来、纏まった時点で改訂を行う予定だ。

 



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