<ランボルギーニ社>
1962年トラクター製造及び販売で得た巨万の財をもとにフェルッチオ・ランボルギーニはそれまで趣味として親しんでいた高性能スポーツカーの製造会社を設立した。
よく言われる逸話としては自分が所有していたフェラーリのクラッチの故障修理に際しクレームをつけた時、エンツォ・フェラーリから
「あなたはフェラーリに乗る資格は無い、トラクターにでも乗っていろ」と言われ怒り心頭に発し、それなら理想の車を自分で作ってやろうじゃないかとなったとの事だ。
ただ、一時の感情にまかせてと言うよりは故障したフェラーリのパーツが自社のトラクターに使われているのと同じもので価格が10倍以上する事を知り高性能スポーツカーは利益が見込めると言う経営者的判断が背景にあったようだ。
トラクター事業を成功させた際に発揮された優秀なメカニックと言う能力も事業成功への自信の裏付けとなったようだ。
それにしてもイタリアの自動車業界は個性的な人たちが多かったんだね。 |