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Lamborghini JOTA SVR Balck 1/18 Kyosho


■概要
イオタ(オリジナル)「J」シャシー・ナンバー5084
1969年、ランボルギーニ社の走行実験を担当していた部署の最高責任者のボブ・ウォレスの発案によりミウラをベースに1台のみ開発されたレーシングマシンで
外観はミウラの発展型だがパワートレインとシャシーの一部を除き、新たな設計が行われた様だ。
パワートレインは圧縮比のアップとキャブレター変更により公称(ベンチテスト)の最高出力は440HP/8500rpmとなった様である。
車両重量は徹底的な軽量化により1トンを切った様だが色々と諸元を探してみたが、はっきりしたものは発見できなかった。






Lamborghini JOTA SVR Balck 1/18 Kyosho


経営者であるフェルッチオ・ランボルギーニは、当初よりレース活動を行う気は無かったようだが開発を禁止する事もしなかったようだ。(余裕あり)
完成後、タイトルの掛っていないレースに出場したようだが、その戦績等の記録も中々見つからない。
その後、P400SVの生産、LP500の開発などでイオタの開発は中止され個人オーナーへ売却されてしまった。
そして、最後には事故により全損し、唯一のイオタは失われてしまったらしい。
事故の詳細についても2説あり、「ディーラーのメカニックがオーナーの許可を得ないまま開通前の高速道路に持ち出し、横転事故を起こした。」
「モンツァサーキット走行中に大クラッシュして真っ二つになってしまった。」と言うもので、とにかく謎の多い車である。







Lamborghini JOTA SVR Balck 1/18 Kyosho


■イオタ(レプリカ)「SVJ」
前後して、イオタのレプリカであるSVJが製造されたらしいのだが、これもまた詳細が今一つ、はっきりしない。
製造台数、シャシーナンバー、主要諸元など、諸説こもごもである。


 

 Lamborghini JOTA SVR Balck 1/18 Kyosho


イオタ「SVR」
1974年にミウラSをベースに製作されたシャシーNo.3781が所謂、イオタSVRと言う事については、かなりの人たちのまとまった意見だ




  
 Lamborghini JOTA SVR Balck 1/18 Kyosho


「SVR」についてはブレーキもベンチレーテッド・タイプのディスクとされ、ホイールはフロント9インチ、リア12インチ幅となった。
ヘッドランプがミウラのポップアップ式からプレクシグラスで覆われた固定式に変更され、フロントのグリル面積も拡大、グリルの両側にはチンスポイラーが追加された。
給油口もフロントフェンダーに露出する形に変更された。
シャーシの材質は鋼鉄であるが、部分的には軽合金も使用して軽量化が図られていて、シャシーとボディーパネルはブラインドリベットで接合されている。
エンジン・トランスミッションはベースとなるミウラと同じく横置のジアコーザで排気量も3,929ccのままである。

パネル表面には多数のリベットが薄いアルミのエッジからの破断防止のために打たれいる。

Lamborghini JOTA SVR Balck 1/18 Kyosho

 

ミニカーメーカーの京商では、1/43、1/18、1/12でそれぞれSVRのモデルをリリースしているが、1/18では下記、6カラーアイテムが存在する。
Black/Gold 、Red/Wing Red、Purple Metallic、Red、Orange、Blue/Silver
いったいどれが本当のSVRなのか、悩んでいたら、こんな記述を発見した。

「ランボルギーニでは、今でもミウラを持ち込めばイオタにしてくれるという。」



 Lamborghini JOTA SVR Balck 1/18 Kyosho
 
 

数多くの謎に包まれた伝説の名車と言う事でこれ以上の詮索はひとまず、やめにしておく事にした。
写真はブラックなのだが、シャシーNo.3781で検索すると「ボディ/レッド・ウィング/ブラック」が殆んどだった。
自分的には「ブラック」が一番、この何とも戦闘的なデザインに更に凄みを与えている様に思えるからだ




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