Home Index Galleries 1/18

 

ころんころんのボディ、こんなにちっちゃいボディに大男が乗り込んで本気でレースを行う。
想像しただけで、なんとも微笑ましいと言いますか
当時の日本の軽自動車の360ccの規格からすると、普通乗用車扱いではあるのだが

因みにスバル360のサイズが全長×全幅×全高:2995×1300×1335mmとなり全幅以外はスバルよりちっちゃい事になる。

ベースとなったフィアット500(チンクェチェント)は

空冷エンジン・RR方式・4人乗り
全長×全幅×全高:2970×1320×1325mm
空冷直列2気筒OHVエンジン
479cc・13ps



 


これをアバルトがチューンして排気量を689.5ccに拡大しソレックスのキャブレターやアバルトのマフラーなどにより
最高出力を30psとしたのがFiat Abarth 695だ。
1965年にヨーロッパツーリングカー選手権でのGr.2ホモロゲーションのために用意されたモデルがこの695SSだ。
ボックスには1963年と印刷されているが気にしない事にしよう。





サソリのエンブレム(スコルピオーネ)はカルロ・アバルトの誕生月の星座に因んだものの様だ。
体は小さいけれど恐るべき猛毒をもつサソリ、大排気量のワークスカーに小気味よい走りでひと泡吹かすアバルト達にピッタリのエンブレムだと思う。




※この695SSを更にチューンアップした695SS Asetto Corsaは馬力が38psまで引き上げられ本格的なオーバーフェンダーとワイドタイヤでエキサイティングな外観となった。旧車専門ショップでまだ取り扱われているみたいだ。

 

 


 



残念ながら現在のところ695SSのレースに於ける成績についての資料は発見出来ていない。
1000TC、 850TC等はかなりあるんだが695SSだけが引っ掛からない。
検索したデータベースがチャンピオンシップのタイトルがかかっている様なメインのレースだったからだろうか
もしかすると、もっとマイナーなレースでは芋ずる式に695SSがぞろぞろ出てきたりしそうだ。
発見したら記事を追加しよう。

 


メーカー:Ricko
モデルについては特に目を見張るような高度な技術はない。
テールパイプも、むくのランナー状だし、ワイパー等の小パーツもイマイチのキレだ。
ただ、何とも言えずほっとする様な一台である。



 1/43 Fiat Abarth 1000TCR

 1/24 Abarth 500  Assetto Corse

   










page Top

< Home > < Index >  < Galleries > < 御意見・ご感想 >  < 履歴 >