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1955年の出来事

・井上靖の小説『氷壁』の題材にもなったナイロン・ザイルによる遭難事故が立て続けに起こる。(この問題は以降20年以上、  決着せず続いた。)
・本家アナハイムのディズニーランド開園
・ルマン・サーキット・メインスタンドで観客81人とドライバー1人が死亡すると言う大惨事が起こる。
・エメット・L・ブラウン博士が自宅トイレの床で滑って転び、便器で頭を打ったショックでタイムマシンの原理(時元転移装置)を
  思いつく

・・・・・・・・そして私が生まれた。

どういうものか "1955" となると手に入れたくなってしまう。

その中の一つが1/18 Chevrolet 150 Pro Street 1955 Hot Wheels





モデルについて


出来栄えはこれと言って特徴のないパーツ類等、他愛の無い内容の一語に尽きるのだが、悪そうで何となく愛嬌のある顔つきが好きだ。
大排気量V8エンジンにボンネットからはみ出す程の巨大なスーパーチャージャーと言う盛りがある訳でもないが何か同年代的な親近感を感じてしまう。

一応、商品設定はドラッグレースカテゴリーの中の『PS(プロストリート)』と言う事らしい。



■ドラッグレース・カテゴリー:拝借記事


TF(トップフューエルドラッグスター)
 全長約9m、エンジンはOHV V型8気筒、排気量8,200ccでスーパーチャージャーが装備され、ナイトロメタン燃料を使用する。
 最高出力は6,000馬力を越え、1/4マイル到達時点で最高時速500km/hをオーバーする。

TA/FC(トップアルコールファニーカー)
 OHV  V型8気筒エンジンで、総排気量9,258ccまでのスーパーチャージャー付きエンジンを使用。
 燃料はメタノールを使用して、最高出力は3,500馬力をマークする。
 市販車のボディデザインをべースとしているのが特徴。

PRO(プロストックカー)
 OHV このクラスはヘッドライトとウインカーがノーマルと同様の形状を使用し、
 2ドアクーペか2ドアセダンのボディを使用するという決まりがある。
 つまり、外観はより一般市販車に近いデザインとなる。
 なお、燃料はガソリンを使用する。

GD(ガスドラッグスター)
 車体はTFと似たようなスタイルだが、搭載するエンジンが大きく異なる。
 こちらは、OHV  V型8気筒エンジン以外も使用可能で、総排気量が4,800cc以下であればターボチャージャーも使用可能。
 燃料はガソリンを使用する。

SM(スーパーモディファイ)
 車種やエンジン型式を問わず、6点式以上のロールバーと4点式以上のシートベルト、キルスイッチ、消化器といった決められた安全用の装備を取り付
 ければ、基本的に無制限でモディファイが可能なクラス。
 ドラッグ専用フレームも使用可能。

GT(グランドツーリングカー)
 エンジン、フレーム、サスペンション、ボディといった車両の基本的な構成は、一般市販車で採用されているものをそのまま使用しなければならない。
 つまり、専用フレームなどは使用不可能となり、市販パーツを使用したチューニングが主流となる。

PS(プロストリート)
 アメリカ製の市販車をドラッグレース専用に改造したマシンが参加可能で、言わば、アメ車専用クラスと言える。
 使用するエンジンは、V6、V8、V10と定められ、スーパーチャージャー付きも使用できる。

SS(スーパーストリート)
 国産車、外国車を問わず、一般市販車がベースとなるが、オリジナルフレームやドラッグスリックといった専用タイヤの使用は認められていない。
 タイム制限があり、1/4マイルではE.Tが10秒500〜11秒500まで、1,000フィートではE.Tが9秒000〜10秒000までの車両が参加できる。

S1・S2(ストリート1/ストリート2)
 スーパーストリートよりも、さらに改造制限が厳しくなり、参加型クラスの趣きが強い。
 S1では、1/4マイルでE.Tが11秒500〜12秒500、1,000フィートでE.Tが10秒000〜11秒000、
 S2では、1/4マイルでE.Tが12秒500以下、1,000フィートでE.TがS2では11秒000以下が基準タイムとなる。

S-GTR(ストリートGTR)
 ストリートクラスをベースにした日産スカイラインGT-R(R32〜R34)の専用クラス。

S-GT(ストリートGT)
 こちらも、同じくストリートクラスをベースとしているが、上記の日産スカイラインGT-R(R32〜R34)以外が出走する国産車専用クラスとなる。
 基準タイムは、1/4マイルでE.Tが10秒000以下、1,000フィートでE.Tが9秒以下。

※何分、拝借記事の為、今一つ理解出来ていない部分あり


 
■思わぬ副産物

コメントネタを探していたら"シェビー"の出ている、しかも重要な出演者として登場していると言う映画を見つけた。

映画:TWO-LANE BLACKTOP 邦題:『断絶』 1971年
モンテ・ヘルマン監督・編集
出演者(車)
ウォーレン・ウォーツ:GTO
ジェームズ・テイラー:ドライバー
デニス・ウィルソン:メカニック
ローリー・バード:女
1955年型シェビー150:Car
1970年型ポンティアックGTO

で、気になったので早速DVDを購入してしまった。

1955年型シェビー150でレースをしながら南に向かうジェームズ・テイラー(ドライバー)とデニス・ウィルソン(メカニック)
やはり1970年型ポンティアックGTOでヒッチ・ハイカーを拾いながら南に向かうウォーレン・ウォーツ(GTO)
そして、いつの間にかシェビーに乗っているヒッピー的雰囲気のローリー・バード(女)

特に一貫したストーリーと言うものは無く、登場者たちの代表する世代、そして当時の世相を断片的なシーンで表現している様な映画と言える。
ウォーレン・ウォーツの演技はやはり渋い

1969年に公開され大ヒットした「イージーライダー」に始まったロードムービーの中の一つと言ったところか
スピルバーグの「激突」の様なサスペンス性がある訳でもなく「ダーティ・メリー クレイジー・ラリー 」の様な派手なカーチェイスも無い
どちらかと言うと淡々とした展開の中にクールだが孤独の中に彷徨う人間を描いているといったところか

登場するCarについて(1955年型シェビー150)

外見はグレーの艶消し塗装(素人が下地処理をしたままほったらかした様な)でぱっとしないが、ガソリンスタンドに入るシーンが何回もあり
その度にボンネットと言うより正にフロントカウルを開くとレース・カーとしての存在を感じさせる。
フューエルキャップはトランク内なのだが、トランクにヒンジは無く2人で取り外すと言う凄い設定になっている。
ウィンドウ関係もドアの所はアクリルのコミュニケーションタイプとなっていて、更にパワーが落ちるのでヒーターは無いよ的なセリフもある。

映画の中でガソリンスタンドで排気量を聞かれて "454" と答えるシーンがあるが、454キュービックインチは7439ccとなりオリジナルのシェビー150の排気量が3850cc〜4342ccなのでとてつもない改造車と言う事だ。







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